Message 代表ご挨拶

激動の時流の中、
常に変革と挑戦を続けるプロフェッショナル集団

当社は、パナソニックグループの経理財務部門をサポートする会社として、
前身となる「パナソニック アカウンティング サポート株式会社」を2009年に創業いたしました。
革新的で高品質なプロフェッショナルサービスの提供を通じて、
グループをはじめ国内外企業のお役に立ち、経営に貢献することを目標に、
2017年には人事領域にも事業の範囲を拡げ、現社名に改め、活動してまいりました。

コロナ禍を経て

2020年に全世界的に発生した新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界は大きな変容を迫られました。企業で働く私たちについても、単に働き方の変革にとどまらず、職業人生までも変えてしまうほどの地殻変動的な大変革の波が押し寄せ、対応を迫られてきました。

しかし、当社はこの時勢を「新たな会社の存在価値を創造するチャンス」と前向きに捉え、社員一同の衆知を集め、前例にとらわれない新しいビジネスの形・社会に対する付加価値創造を追求していきたいと考え、この信念で活動してきました。

当社の人材に対する考え方

当社の経営の軸は、「人」を中心に置いた全員経営であります。当社では、多様性に富み、自身のキャリア形成、スキルアップに積極的な人材こそが、ビジネスを支えるコアエンジンであると考えております。

「物をつくる前に人をつくる」という、パナソニックの創業者、松下幸之助の会社経営における理念の一つに表れているように、当社での仕事を通じて優れた人材を育成・輩出することこそが、当社の世の中へのお役立ちにおいても核となる部分であると考えます。

また当社には、個々人が単に一つの仕事に従事するのではなく、各種の仕事を同時に幅広く担当し経験を積む「マルチ業務担当」の仕組みがあり、それを支える「マルチタスク評価制度」の運用により、仕事成果の公平公正を追求していく風土があります。

幅広い活躍の場

当社は創業以来、パナソニックグループの経理・財務および人事のオペレーショナルな業務を集約し、適切に完遂するとともに、それらの業務プロセスを分析、標準化・最適統合化し、効率化を進める取組みをシェアードサービス部門の重要な役割の一つとして積極的に行ってまいりました。

業務プロセスの標準化・最適統合化については、外部の知見や最新のICT技術を柔軟に取り入れ、そのノウハウのレベルを向上させ、これまでの枠にとらわれない「ハイレベルな生産性向上」の実現を常に目指し、変革・挑戦を続け、着実に成果を上げてまいりました。これらに取組む社員は専門領域のプロとしての専門性を磨いていくだけでなく、「間接部門の業務プロセス改革」という新たな将来性ある分野に対してノウハウも蓄積しつつあります。

また、グループ各所からの要請を受け、スキルのある人材が多数、事業場、営業所等で活躍しています。これらの人材とは常に社内情報を共有し、日常のコミュニケーションを通じて勤務状況を把握し、個々人の成長を見守り支援しながら、当社のサービス向上に繋げております。活躍の場は、当社のみならずパナソニックグループの国内外の各所に広がっています。

当社では、年齢や経験年数にこだわらず、自らのキャリアを創る「意志」、常にプロとしての専門性を磨くため学習する「意欲」とスキルアップする「姿勢」を持ち、変革・挑戦をし続ける人材を、特に若手層を中心に上記「マルチタスク評価制度」により選抜し、責任者に登用している実績があります。

追い風に乗る今後の展開

ChatGPTをはじめとする生成系AIの革新的技術は、我々の間接部門業務にパラダイムシフトを既に起こしつつあります。各企業における間接部門業務の新たな次元での効率化・高度化の姿に対して、強い関心が注がれつつあります。その実現の一翼を担うのが、まさしくシェアードサービス機能であり、今後の展開にはその取組み方次第で新たな、また大きな発展の可能性があると考えます。

当社は、さまざまな新しい取組みにチャレンジしながら、グループ内にとどまらず広くビジネス社会に役立つ先行事例を創出、世の中に共有し、お役立ちしていきたいと考えます。それこそが、これからの時流の中での当社の付加価値創造であり、パナソニックのシェアードサービス会社としての存在価値であると考えます。社員一同、力を合わせて成長を続け、業界において、新しいユニークな存在となるべく、鋭意邁進していく所存であります。

このような当社の活動に関心を持たれ、当社での仕事を通じて更なるキャリア形成を図り、成長を目指したい方がより多く集まられますことを切に願っております。

代表取締役社長 井垣 誠一郎